軽く押さえて、「ポン!」と立ち上がるとは?

Q:軽く押さえて、ポン!と立ち上がるってどういう意味ですか?

A:普通は、低音のファ、ソ、ファ、ソの音は、多少雑音が混じりですね。

ところが、精密に調整したフルールは、

太鼓を軽くたたいた様な「ポンポン」という感覚を

伴う発音をします。

当方では、これを満月のようなピュアで輪郭のある発音と呼んでいます。

訴える力が全然違います。


Q:それにしても、なぜ、ポン!と反応するの?

A:それは、トーンホール全面タンポのワダチ全面

わずかな時間差も置かずに接するので、

キイから少しの息もれもないので最大の音量
が得られるわけです。

ごく普通の調整では、キイの後部がホールを塞ぎ、

徐々にキイの前方がホールを塞ぎますので、

このわずかな時間の中で音が分散するので、

一瞬のうちに立ち上がる音量が得られないのです。

しかも雑音混じりの音になってしまいます。


Q:ところでシャーリング(雑音)の原因は何ですか?

A:プレートに当たる息が強く当たれば気流の音も大きくなるのは事実です。

でも、それがシャーリングの原因ではありません。

シャーリングはタンポとホールとの間に

一定以上の隙間
があるときに発生します。

隙間の位置によってはシャーリングはとても耳障りなものになりますが、

きちっと調整すればそれはなくなります。どこに隙間ができるとシャーリングが

発生するかを当方は発見しました!!ですから、シャーリングの克服法も

知っています!!

同じ奏者が同じフルートを吹いて別人になります。

これは研究熱心なリペアマンでないと分からないですね。


Q:では、ソルダードだから、また、アンダーカットしたので音の輪郭が明瞭となった

というのは本当ですか。

A:本当なら苦労しません。

高価な楽器もタンポ調整が不十分なら、たちどころに耳障りな音を発します。

何と、輪郭のある音にたどり着くのが最も難しいのが高価な楽器なのです。

修理費が高いのはそのためです。


Q:最後に、ポンと鳴るフルートの利点は他にありますか。

A:少しの息で音量を出せるので、消耗しないということでしょうか。

奏者はたちどころに元気を取り戻します。 ←体験談をクリックしてください。

雑音混じりの音はストレスになりますね。

レスポンスの良いフルートは、市場にはほとんど出回っておりません。

新品でも当たり外れがあります。鳴らなくなったフルートを高度な技術で再調整すると

倍音豊かな音をずっと楽しめるようになります。


[いただいたコメント]


ポンポンと閉まるので素早く指が動かせるし気持ちいいです。

期待以上でした
→→
参照

ポンと押しただけで音が軽く出てしまう。

前のものとは全く別ものな感じです。




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